手のひらを押すときの5つのポイント

1. 力は使わない!

手のひらを押す強さは、お菓子の「グミ」がつぶれないくらいがおススメです。ちょうど良い強さで押せば、押すほうの指も痛くなりません。

 

反射区は、ツボと違って「点」ではなく「面」です。骨やスジの下に入りこんでいるものもあるため、フンヌーッと力を入れるのではなく、押されるほうの手の角度を変えながら、押している指が反射区にギューッと入っていく感じをつかみましょう。

 

 

2. ギューッと7秒押す!

手のひらを押して痛いところや硬いところには、老廃物がたまっています。

 

老廃物はリンパ液によって運ばれますが、リンパの流れは1分間に30cmと、とてもゆっくりです。疲れがたまっているときは、1分間に2〜3cmと、さらにゆっくりになります。これでは、老廃物が流れていきません。

 

ギューッと7秒間押してリンパの流れをせき止めてからパッと離すことで、老廃物がスッと流れます。ギュウギュウと強弱をつけるのではなく、ギューッと同じ強さを保ちましょう。

 

 

3. 押したあとは水分をとる!

反射区を押すと、老廃物がリンパ液の中に排出されます。それらの老廃物をろ過しようとリンパ節がフル稼働するため、疲れたな、だるいな、と感じることがあります。水分をとると、リンパ節のろ過機能が高まって、老廃物をスムーズに排泄することができます。

 

A型さんやAB型さんは「ほうじ茶」が、B型さんは「紅茶」が、O型さんは「白湯か水」がおススメです(白湯は、すべての血液型に適しています)。

 

手のひらを押したあとは、なるべく早く、コップ1〜2杯(200〜400ml)の水分をとりましょう。

 

 

4. 日常的に押す!

反射区を刺激すると、対応する器官や臓器が活性化しはじめます。そのため、辛い症状があらわれたときは、すぐに反射区を押しましょう。予防も兼ねて、思い出したときに押すのもおススメです。押す時間にこだわるよりも、日常生活の中で気づいたときに押すことのほうが大切です(時間を決めて押しても、もちろん問題ありません)。

 

押してはいけないタイミングはありませんが、器官がフル稼働しているときに対応する反射区を押すと(例えば食後の「胃や小腸」など)、疲れやすくなることがあります。そんなときは、反射区をやさしくさすってあげましょう。

 

 

5. 痛いときは温める!

反射区を押して痛いときは、対応する器官や臓器が疲れている証拠で、しっかりケアする必要があります。

 

「痛すぎてつらい」というときは、手のひらを押す前に、お湯で手や手首を温めると痛みが和らぎます。お湯の温度はお風呂と同じ40〜42度が最適で、時間はいつもの手洗いと同じ20〜30秒くらいです。

 

※ こちらの記事は『全身の不調が消える!最強の手もみ/マキノ出版ムック・足利仁著』より一部を引用しています。

 

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