手のひらセラピーの処方箋

手のひらセラピーを行うと、肩こりや腰痛、冷え症、肌荒れ、貧血、不眠などをはじめ、数え切れないほど多くの症状を改善することができます。例えば、当協会の開催する「手のひらセラピスト養成講座」では130以上の症状に有効な手のひらセラピーを学び、その数はどんどん増えています。

 

このページでは「手のひらセラピー」の世界をのぞいていただくために、不調TOP3となる「1位:目の疲れ」「2位:疲れ・だるさ」「3位:肩こり」におススメの、手のひらセラピーの処方箋を紹介いたします。

 

反射区のおススメの押し方は、このページの下方をご覧ください。

 

※ 心身の不調TOP3は、漢方薬や生薬の第一線で活躍する(株)ツムラが2022年1月に発表した実態調査に基づいています。

 

 

1位:目の疲れ

手のひらセラピーの処方箋_目の疲れ

多くの動物と異なり、人は「目」からの情報を一番頼りにしています。そのため、「目」は五感の中でエネルギーを最も多く使う器官で、全身に影響を与えます。

 

スマホやタブレット、パソコンを見る時間が増える中、目を酷使して体調不良を感じる人が増えています。 次の3つの反射区を押して、目の疲れを改善しましょう。

 

●「目」:目と周囲の血液やリンパの流れを整え、老廃物や有害物の排出を促して、目の疲れを癒します。左手は右目に、右手は左目に対応しています。→「OKペンチ」の押し方がおススメ!

 

●「間脳」:間脳の近くには、目をリラックスさせる副交感神経が伸びています。また、自律神経の最高中枢である「間脳」を整えることにより、目の緊張がゆるみます。→「人さし指プッシュ」の押し方がおススメ!

 

●「肝臓」:中医学において、目と肝臓は深く関係しています。肝臓の働きを整えることにより、必要な栄養素が目に届き、目の組織の新陳代謝が促進されます。→「親指の先プッシュ」の押し方がおススメ!

 

 目の疲れは、ピントが合わない状態でものを見つづけたり、まばたきの回数が減ってドライアイになったりすることで加速します。スマホやタブレット、パソコンをよく使う人は特に、1時間に1度は、遠くを見たり目を閉じたりしながら、手のひらを押しましょう。

 

 

2位:疲れ・だるさ

手のひらセラピーの処方箋_疲れ・だるさ

2021年に心身の不調を感じた人は約6割、さらに女性の83.3%もの人が「なんとなく調子が悪い」と感じました。また、女性の不調の第1位、男性の不調の第2位が「疲れ・だるさ」という報告があります。

 

不調を感じると免疫細胞の働きはガクンと落ちて、身も心もボロボロになってしまいます。それは科学的に証明されていて、気合いで乗りこえることはできません。

 

次の3つの反射区を押して「自律神経」を整えて、疲れやだるさから身を守りましょう。

 

●「間脳」:自律神経の最高中枢である「間脳」を整えることにより、カラダを緊張させる「交感神経」のスイッチをオフにして、癒しとメンテナンスを司る「副交感神経」のスイッチをオンにします。→「人さし指プッシュ」の押し方がおススメ!

 

●「背骨上部・背骨中部」:背骨の上部や中部からは、さまざまな器官や臓器につながる交感神経が伸びています。2つの反射区を押すことで、緊張が高まって機能が低下している内臓をいたわります。→「親指の先プッシュ」の押し方がおススメ!

 

猫背の人は特に、背骨上部や中部が緊張しています。その状態で姿勢を良くしようと頑張ると、首の後ろや肩に肉がたまって「おばさん見えするカバの肩」になってしまいます(>_<) 背筋をスッと伸ばして首と肩の力を抜いて、首の後ろで手のひらを押しましょう。

 

それぞれ、こんなイメージです↓

首の後ろで手のひらを押そう!

 

 

3位:肩こり

手のひらセラピーの処方箋_肩こり

二足歩行をするようになった人間の肩は、こりやすいつくりになっています。肩の関節が、その何倍も大きい肩甲骨や腕、頭などの重さを一手に支えているからです。

 

また、日本人は、欧米人よりも肩がこりやすいといわれます。頭が大きい割に、筋肉や骨格が華奢にできているからです。

 

首から背中をマントのように覆う「僧帽筋(そうぼうきん・カトリック教フランシスコ会の一派であるカプチン修道会の修道士がかぶる長頭巾(僧の帽子)を後ろに垂らした形に似ている筋肉、というのが名前の由来)」には老廃物が溜まりやすく、それが肩こりの元になっています。

 

次の3つの反射区を押して、肩こりを解消しましょう。

 

●「目」:弥生時代の頃より、日本人は片目を重点的に使う習慣があります。片方の目を使うとわずかですが首が傾いて、バランスを取ろうとして肩がねじれてしまいます。目の疲れを取ることで、肩も自然と楽になります。→「OKペンチ」の押し方がおススメ!

 

●「大脳」:ストレスが加わると、それをはね返そうとして交感神経の働きが活発になって、首や肩の周り、背中上方の筋肉がカチカチになり、肩がこってしまいます。大脳を整えると、交感神経と副交感神経のバランスが保たれて、肩の力を抜くことができます。→「人さし指プッシュ」の押し方がおススメ!

   

●「首のリンパ」:首は露出が多いこと、二足歩行をする人類にとって負担がかかりやすいこと、そのダブルパンチで冷えやすくなっています。首のリンパの流れを良くすると、肩につながる筋肉がゆるみ、肩のこわばりがほぐれます。→「親指の先プッシュ」の押し方がおススメ!

 

僧帽筋が衰えると背中や首の後ろに肉がつき、いわゆる「おばさん体型」になってしまいます。グーンと伸びをして肩をストンと落としてから手のひらを押すと、徐々に解消します。

 

「僧帽筋」のマメ知識はこちらです(^^)↓

僧帽筋の名前の由来

 

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反射区のおススメの押し方

反射区は、1か所につき7秒、1日数回、時間があるときに押します。

 

押し方は全部で4種類ありますが、「絶対にこうしなければならない」という決まりはありません。押したときに反射区にグーッと入りこむのが、良い押し方です。次の4つを参考に、マイベストを探してみてください!

 

反射区の押し方

※ こちらのページの記事は『全身の不調が消える!最強の手もみ/マキノ出版ムック』『むぎゅ〜っと押すだけ!簡単 手のひら健康法/カクワークス社』『7秒押すだけで体温が上がる 手もみ健康法/日東書院』「手のひらセラピスト養成講座テキスト」/いずれも足利仁著、より一部を引用しています。

 

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